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国内初となるみなとみらい地区におけるサーキュラリティ評価の算定を支援しました。

2025.03.03

3 min read

 

 

RECOTECHは、横浜市とヨコハマSDGsデザインセンターが推進する「みなとみらいサーキュラーシティ・プロジェクト」において、国内初となる地区レベルでのサーキュラリティ評価の算定を支援いたします。本取り組みでは、みなとみらい地区内の資源の投入量、排出量、循環量を数値化し、サーキュラーエコノミーへの移行状況を把握します。可視化により重点的に取り組むべき分野を特定し、資源循環率の向上と温室効果ガス排出削減の実現を目指します。

 

「みなとみらい地区における資源循環を可視化する取り組みについて」 

横浜市長定例記者会見の様子:

市長定例記者会見報告資料:https://www.city.yokohama.lg.jp/mayor/kishakaiken/kaikenyoshi/2024/20250213.html

サーキュラリティ評価について

 

「サーキュラリティ評価」は、WBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)に加盟する30のグローバル企業により策定された「CTI」(Circular Transition Indicators: サーキュラー移行指数)をもとにした、企業の取り組みにおける資源の循環性を測定するための評価方法です。

調達した資源全体に対し再生可能な資源の割合を示す「サーキュラー・インフロー率」と、排出した資源全体に対し再生可能な資源が実際に回収された割合を示す「サーキュラー・アウトフロー率」を算出するとともに、これらの加重平均(※)により、全体の循環性を数値化した「マテリアル・サーキュラリティ率」を算出しています。

参加主体

参画主体名(計13主体、五十音順)

神奈川大学 みなとみらいキャンパス みなとみらい21熱供給センタープラント
クイーンズスクエア横浜 全体共用部分・専有クイーンモール等部分 みなとみらいグランドセントラルタワー
クイーンズスクエア B・C 横浜赤レンガ倉庫
京急グループ本社 ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル
パシフィコ横浜 横浜みなと博物館
MARK IS みなとみらい 横浜ランドマークタワー
MARINE & WALK YOKOHAMA 【協力】大川[印刷] with GREEN PRINTING(みなとみらい地区近隣の事業所)

※参画主体とは、資源調達・廃棄物データの共有や、再資源化の取組などを継続的に進めていく予定の主体です。

 

連携事業者

横浜市・ヨコハマSDGsデザインセンター 本取組におけるマネジメント及び参加主体・連携事業者との調整
一般社団法人横浜みなとみらい21 みなとみらい地区の商業施設・オフィスビル等の各施設・事業所への取組参画の呼びかけに関する協力
レコテック株式会社 ・可視化したデータの作成協力・アドバイス

・同社が提供するデジタルアプリケーション「pool」を用いた品目別の廃棄物発生状況のリアルタイムの可視化

サーキュラーエコノミーを実現するデータプラットフォーム「pool」

サービス紹介動画

① 最先端の廃棄物計量管理システム

ICカード認証と連動した重量管理と排出者の特定により、地区内の資源フローの一次データを正確に把握し、廃棄物管理の要となる電子マニフェスト管理等のオペレーション工数を大幅に削減します。

 

さらに、データの収集・分析・共有の自動化により、地区全体の廃棄物排出量やリサイクル率などの指標をリアルタイムで確認可能です。マテリアルフロー可視化機能では、廃棄物がリサイクル施設でどのように処理され、どのように新しい資源として生まれ変わるのか、そのプロセスを透明化することで、、地区全体の環境意識と資源循環率の向上を促進します。

②データによる資源回収効率の最大化

収集データを活用して最適な回収ルートや頻度を設定することで、人手不足による物流課題を解決し、効率的な資源回収体制を構築します。これらの機能により、poolシステムは地区レベルでの資源循環の可視化と循環型社会の構築を支援します。

今後の取り組み

RECOTECHは本取組の参画主体を増やすことで、みなとみらい地区の資源循環率の推計精度向上を進めます。また、可視化したデータを活用し、連携事業者や参画主体等との対話を通じて、同地区の資源循環率向上に向けた具体的な取組の検討を進めていきます

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